17.舌の力みと声の関係

突然ですが、今、舌に力が入っていませんか?

少し前に「落ち舌」という言葉が話題になりました。
舌が下に落ちていると、飲み込む力が衰えたり、口呼吸につながる。
だから舌を上あごにべたっとつけるトレーニングが注目されました。これは体の軸を作るという意味でも、とても大切なことです。

ただ、声や呼吸の観点からは、もう一歩先があります。

舌のトレーニングで表側の筋力をつけることは大切です。

でも同時に見落とされがちなのが、舌根(舌の奥・付け根)の緊張です。

舌根が硬く固まっていると、喉の空間が狭くなり、
横隔膜も動きにくくなります。

いくら舌を鍛えても、奥が緊張したままでは、声は響かず呼吸も浅いまま。筋トレと脱力、この両方があってはじめて舌は本来の働きをしてくれます。

簡単セルフチェック

□ 無意識に食いしばっている
□ 口の中が狭い感じがする
□ 高音を出すと首が硬くなる □ 最近、滑舌が落ちた

一つでも当てはまったら、舌根が緊張しているサインかもしれません。
歌う前に〈リセットチューニング〉で
舌根をゆるめてから声を出すと、
同じ曲でも響きがまるで変わります。

「歌う前の10〜60分」を〈リセットチューニング〉に使う生徒さんたちが、
その違いを実感しています。

あなたの声が変わる「前」に、まず体が変わります。

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