新年が明けてすでに節分も過ぎてしまいましたがいかがお過ごしですか?
ここから月に2回ほど、「ほんとうの呼吸」について色々お話ししたいと思います。
「ほんとうの呼吸」とはどんなものでしょうか?
今日は皆さんご自身でまず呼吸を確かめてみてくださいね。
◆浅い呼吸とは 「 肩や胸だけが動く、またはお腹だけが動く」
• 息が短く、すぐ苦しくなる
• 声が細くなり、すぐに疲れる
• 緊張しやすく、声の表現が硬くなる
◆横隔膜を使った呼吸(ほんとうの呼吸)とは 「お腹や胸、腰や背中がふわっと膨らむ」
• たっぷり息を吸えて、長く安定した声が出る
• 声に響きが出て、楽に歌える、楽に話せる
• 気持ちが落ち着き、表現の幅が広がる
簡単チェック!あなたの呼吸はどっち?
①立って、ゆっくり息を吸ってみる。
→ 胸だけが大きく膨らみ、肩が上がってお腹がへこむ人は「浅い呼吸」タイプ!
② 次に、お腹や背中に手を当てて、今度はお腹と胸を一緒に膨らませるイメージで吸ってみる。
→ お腹や胸、背中がふんわり広がれば、「ほんとうの呼吸」に近づいています!
どうして横隔膜の呼吸が大事なの?
横隔膜は「声のエンジン」!
• 浅い呼吸だと、小さなエンジンで全力疾走しているようなもの。すぐ息が切れる!
• 横隔膜をしっかり使うと、大きなエンジンでパワフルに長く歌える!
歌うときに大事なのは、「息をたくさん吸うこと」ではなく、「息をコントロールできること」。
横隔膜を意識すると、無駄に息を吐きすぎず、響く声が出せるようになります。
まずは簡単なトレーニングから!
仰向けになり、膝を立てて、片手を胸(鎖骨の上)に、片手をお腹に乗せてゆっくり呼吸する。
→ 両手が同時に上下すればOK!(お腹も胸も動くのが「ほんとうの呼吸」です。)
寝る前などにぜひやってみてくださいね!