9.「腹式呼吸」と「胸式呼吸」の横隔膜の動きの違い、知っていますか?

「腹式呼吸」→ 横隔膜が動く
「胸式呼吸」→ 横隔膜が動かない

こんな風に思っていませんか?
実は、私もそう思っていました。

でも実際は、どちらの呼吸でも横隔膜は動いているんです!
ただ、その動き方に違いがあるのです。

🧘‍♀️ 腹式呼吸

  • 息を吐くと横隔膜はドーム型に上がる
  • 息を吸うと横隔膜は平らに下がる

💨 胸式呼吸

  • 横隔膜はドーム型のまま
  • 息を吐いても吸っても、その形で上下する

「なるほど〜!」と納得しませんか?

横隔膜は、実は脳が直接感知しづらい筋肉なんです。
固有感覚(身体の位置や動きを感じる感覚)を司る神経が少ないため、横隔膜そのものの動きをはっきり感じるのは難しいのですが、呼吸に伴うお腹や肋骨の動きを意識することで、間接的にその働きを感じ取ることができます。

だからこそ、インナーマッスルを柔らかく使うことが大切。体の感覚が繊細になると、横隔膜の動きも意識しやすくなってきますよ。

ヨガモニヴォイスメソッドでは、こうした横隔膜の動きをスムーズにし、呼吸を安定させて声を出しやすくすることを大切にしています。心地よい呼吸ができると、自然と声も出しやすくなりますよ。

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