今回の「ちょっとためになる話」は、オンラインクラスでいただいた素敵なご質問をご紹介します。
「左右の肺で息の入り方に違いがあるように感じますが、心臓や肝臓の位置と関係ありますか?」
実は、私たちの肺は左右で形も大きさも少し違うんです。右の肺には3つの部屋(肺葉)、左の肺には2つの部屋しかありません。これは、胸の中央より少し左寄りにある心臓のスペースを確保するため。そのため、右の肺の方が少し大きく、息も入りやすく感じることが多いのです。
「肝臓も関係あるの?」とよく聞かれますが、肝臓は右の横隔膜の下にある大きな臓器。肺そのものの大きさには直接関係ありませんが、姿勢のクセや内臓の状態によって、横隔膜の動きに左右差が出ることはあります。
呼吸は、声を支えるとても大切な土台です。だからこそヨガモニヴォイスメソッドでは、左右の肺をバランスよく使い、胸郭をやわらかく整える呼吸法をとても大切にしています。
普段から「今日はどちらの肺に息が入りやすいかな?」と意識するだけでも、呼吸の質は少しずつ変わってきますよ。ぜひ試してみてくださいね。
皆様のこうしたご質問は私にとっても本当にありがたいものです。このコラムをご覧くださっている方も、「あれ?」と思われることがあればぜひご質問くださいね!
それでは次回もお楽しみに♪